卒業生特集
いせや 新館
浅野 彰さん
調理師科(1977年卒)
新潟県立佐渡高等学校出身
大切なのはチャンスを見極める目と、チャレンジする勇気
信頼できる仲間ができた武蔵野調理師専門学校
旅館業を継ぐことを考えたとき、やはり必要性を感じたのが調理の資格。さまざまな学校のパンフレットに目を通したのですが、最終的に理念やカリキュラムにもっとも納得した武蔵野調理師専門学校を選びました。授業を通じ、和食、洋食、中国、製菓と幅広く学べたのが大きかったですね。専門学校だからこそ叶う贅沢な経験だと思います。また授業以外の、運動会やイベントなどの学校行事もいい思い出。イベントを通じて仲良くなった友達といまでも連絡を取っては、料理や経営について話し合っています。学校に感謝していることはたくさんあるのですが、長くつきあえる戦友ができたことは、そのうちの重要なひとつです。
社会人になっても勉強は終わらない
卒業後、銀座を中心に日本料理の店で勤務した後、18年前に地元である新潟県に戻り、「いせや新館」を設立。現在は11の施設を運営しています。仕事をしていて感じるのですが、学校を卒業したとしても、やっぱり日々、勉強なんです。私自身、事業展開に向けて、ワインソムリエの資格を取得したり、スイーツについて学んだり、いまだに勉強に勉強を重ねています。これから調理師を目指す人たちへのアドバイスですが、いまは昔と違い、修行の時間を長くとれば良いという時代ではありません。経験の少ない方が独立し、成功するケースもたくさんあります。「ここだ!」というチャンスを見極める目と、そこでチャレンジする勇気をつねに持っていてほしいです。