学校法人 後藤学園 専門学校 武蔵野調理師専門学校 文部科学大臣認定 職業実践専門課程(該当全学科)

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野菜ソムリエの試験内容が知りたい!一般的な内容をご紹介します

野菜ソムリエ

2023.05.17

「野菜ソムリエ」は野菜に関する知識を豊富に持つスペシャリストとして、さまざまなシーンで活躍しています。専門性の高さから需要が高く、食品関係の企業や飲食店の多くが野菜ソムリエの存在を必要としているのです。そのため野菜ソムリエの資格を取得することで、将来の就職や転職を有利に運ぶことができるでしょう。

 

野菜ソムリエになるためには、所定の試験を受けて合格する必要があります。受験前に対策を実施し、合格に必要な知識を蓄えておくことが重要となります。

 

本記事では、野菜ソムリエの試験内容についての詳細を解説します。どのような試験があるのか、どんな対策が必要になるのかを、この機会に確認してみてください。

 

野菜ソムリエの概要

野菜ソムリエとは、野菜に関する専門知識を持ち合わせ、かつ仕事や生活に応用するスキルを持つ人を認定する資格です。「一般社団法人日本野菜ソムリエ協会」が主催する民間資格であり、野菜のスペシャリストを社会で活躍させ、生産者と生活者の架け橋となる存在を目指します。

 

多くの人が野菜ソムリエの資格を取得し、著名人のなかにも資格取得者がいるほどの人気があります。資格取得者数は累計で60,000人を超えて、今もなお増え続けています。野菜ソムリエの資格取得者はその後、食品関連企業や飲食店、料理教室の先生、各種メディアでの情報発信などの仕事を行っています。

 

担当できる仕事の幅は広く、さまざまな業務に対応可能です。実績を重ねていくことで、個人の野菜ソムリエとしても活動できます。企業へのコンサルティングや書籍の出版など、新たな事業を展開できる可能性があるため、将来の方向性の1つとして考えることも可能です。

 

野菜ソムリエ資格の種類について

 

野菜ソムリエの資格には、3つの種類があります。「野菜ソムリエ」「野菜ソムリエプロ」「野菜ソムリエ上級プロ」の資格があり、プロと上級プロの資格は上位資格となります。合格にはそれなりの対策が必要になるため、取得の際には事前の備えが重要となるでしょう。

 

試験内容も野菜ソムリエの資格ごとに異なるため、受験する種類に合わせて対策が必要です。

 

野菜ソムリエの試験内容

野菜ソムリエの試験内容は、それぞれ以下のようになっています。具体的にどのような手順でどんな内容をクリアするべきなのかを、事前に確認しておきましょう。

 

野菜ソムリエ

 

野菜ソムリエは、関連資格のなかでも初歩的な内容を試されます。「野菜が好き」「自分や周囲の人の食生活を改善したい」といった人でも、受験が可能なレベルとなっています。

 

野菜ソムリエの資格を取得するには、試験前に以下の全7教科のカリキュラムを受講する必要があります。

 

・ベジフルコミュニケーション
・ベジフル入門(①〜③)
・ベジフルサイエンス
・ベジフルクッカリー

 

上記の講座を受講後、課題の提出と修了試験を受験します。試験はマークシート方式で実施され、試験時間は2時間となっています。試験に合格すると認定書が発行され、野菜ソムリエの資格を取得できます。

 

野菜ソムリエからさらに野菜ソムリエプロの資格取得を目指す場合には、修了後に「野菜ソムリエプロコース」に進学できる制度の活用が検討されます。

 

野菜ソムリエプロ

 

野菜ソムリエプロは、野菜ソムリエと比較してさらに専門性の高い知識を要求される資格です。野菜の知識を事業や業務に活かしたい人や、専門家としてのキャリア構築につなげたい人などにおすすめの資格です。野菜ソムリエプロの資格者は優秀と判断されやすく、就職・転職時にメリットを得やすいです。

 

野菜ソムリエプロの受験にも、事前に講座の受講が必要です。具体的な内容は、以下の18科目が該当します。

 

・ベジフルコミュニケーション
・ベジフル入門①〜③
・ベジフルサイエンス①②
・ベジフルクッカリー
・ブランディング/マーケティング①②
・セルフプロデュース①②
・流通
・生産
・鮮度管理と目利き①②
・栄養と調理①②
・日本の農業の現状とストーリー

 

野菜ソムリエと比較して2倍以上の講座数となるため、学ぶべき内容も多くなります。一方で、事前に野菜ソムリエの資格を取得していると、重複する「ベジフルコミュニケーション」「ベジフル入門①〜③」「ベジフルサイエンス①②」「ベジフルクッカリー」の7科目の受講は免除されます。残りの11科目のみの受講となるため、負担を軽減できます。

 

カリキュラムの受講後、検定一次試験・検定二次試験を受験します。検定一次試験では課題提出と筆記試験が実施され、課題の詳細は講座内で発表されます。検定二次試験ではプレゼンと面接が行われ、知識を実際に披露するスキルが求められます。

 

野菜ソムリエ上級プロ

 

野菜ソムリエ上級プロは、野菜に関する事業の起業や総合プロデュースなど、大きなプロジェクトに携わりたい人におすすめの資格です。野菜ソムリエとして活躍する具体的なビジョンが求められるため、何がしたいのかを自分のなかで明確化する必要があります。

 

野菜ソムリエ上級プロでは、「自宅学習」「ケーススタディー」「スクーリング」「事業計画書の提出」の4つのカリキュラムを受講する必要があります。それぞれの詳細は、以下になります。

 

・自宅学習:自分のビジョンを事業計画書にまとめるための自習を行う
・ケーススタディー:「食で地域おこし」「青果物ブランディング」など、提出された課題を仕上げる
・スクーリング:理事長と1時間程度の面談を行う
・事業計画書の提出:自分のビジョンを実際に事業計画書にまとめて提出する

 

上記のカリキュラムの受講と事業計画書の審査に合格することが、野菜ソムリエ上級プロにおける一次試験となります。また、野菜ソムリエ上級プロを受験するには、事前に野菜ソムリエプロの資格を取得しつつ、「自身の専門領域が確定していて、野菜ソムリエプロとしての活動実績がある」もしくは「当協会(日本野菜ソムリエ協会)が推薦する人」という条件を満たす必要があります。

 

まとめ

野菜ソムリエの試験内容は、その種類ごとに内容が異なります。試験難易度も異なるため、受験前に詳細はしっかりと確認しておきましょう。

 

野菜ソムリエを目指すのなら、「武蔵野調理師専門学校」で勉強するのがおすすめです。武蔵野調理師専門学校では調理に関する本格的な学習が行える上、関連資格の取得を支援しています。野菜ソムリエの資格も、検定に合格することで卒業と同時に取得できます。試験対策もサポートするため、上位資格の合格も視野に入れられるでしょう。

 

この機会に武蔵野調理師専門学校の特徴をチェックし、野菜ソムリエになるための準備をしてみてはいかがでしょうか。

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