卒業生特集
ビストロアンプル
オーナー
鷺坂 大蔵さん
調理師科(1997年卒)
東京都私立昭和第一高等学校出身
「変わらないね」と言われるくらいに、少しずつ変化していきたい
御殿場研修の厳しさは、先生たちの愛情だった
武蔵野調理師専門学校の在学中でもっとも強く印象に残っているのは、やはり御殿場研修ですね。あの厳しさはもう、記憶に深く刻まれていますよ(笑)。ただ今考えると、それでも調理の現場の方がよっぽど厳しいわけですから、先生方はあの時の私たちに、厳しさをもって、社会人としての心構えを教えてくださっていたのでしょう。愛情がなければできないことだと思います。先生には就職でもお世話になりました。じつは私はイタリアン希望だったのですが、先生のすすめでフレンチレストランに就職することに。3年ほど勤務しましたが、そこでの経験が今の自分を支えているものの一つとなっています。
お客様のニーズに応えることで地域に根付く
ビストロ「アンプル」はまったく新しい場所でのスタートとなり、知り合いもおらずオープン当初は苦労しました。しかしお客様と同じ目線でレシピを考えたり、ご家族連れのお客様に柔軟に対応したり、ニーズにしっかりと応えていくことで、だんだん地域との絆が生まれてきたように思います。喜びを感じる瞬間は、やっぱりお客様から「いいいね」「おいしい」と共感をいただけたとき。また新しい食材に出会うと、「どのようにおいしく食べよう」と、気持ちが熱くなります。これからも「変わらないね」って言われる程度に、少しずつ変化と成長をし続けていこうと思います。
Q.後輩へのメッセージ
A.最初の一年はどこで働いてもきついと思います。しかしそこを乗り越えたところに、素晴らしい世界が広がっていますから、頑張ってください。