卒業生特集
オーベルジュ チミケップホテル
渡辺 賢紀さん
高度調理経営科(2001年卒)
静岡県立小山高等学校出身
身に付けた技術、経験、感性は自分を裏切らない。
武蔵野で人生を変える研修と出会った
武蔵野調理師専門学校で過ごした2年間は、料理人としての基礎を叩き込まれた時間です。それは実習で得た技術はもちろん、礼儀作法、あいさつ、身だしなみまで。仕事をするうえで私の核となっている部分は、すべて武蔵野で身に付けました。印象に残っているのは賞味会とヨーロッパ研修。とくにヨーロッパ研修は、卒業後に海外で働くきっかけとなった出来事です。あの時の研修がなければ、私は海外で経験を積むことはなかったでしょう。人生を変えるイベントと出会わせてくれた武蔵野に感謝しています。
日本人が日本で作る料理にこそ価値がある
現在は北海道「チミケップホテル」の料理長を務めています。連泊するお客様が飽きることがないよう、食材、メニュー構成、調理法、演出が重複しないメニューを心がけています。ここで大切なのは作る側もマンネリ化しないこと。頭の中はつねに新作料理のことでいっぱいですよ。これからもオリジナリティを求め、ここでしか食べられない料理を作っていくのが目標です。最近はミシュランなどで日本の店が海外に評価されつつありますが、日本にある素晴らしい食材を含め、少しでも自分の料理で世界にアピールできたらと思います。フランス料理の枠にとらわれず、日本人が日本食材を使った料理で評価され、そう認められる日は近いと信じています。
Q.仕事のやりがい、喜びを感じるときは?
料理をおいしそうに食べているお客様を見た時。一皿に数日かけて作る料理もあるので、感動したといわれたら素直に嬉しいです!