卒業生特集
ダイニング花
羽田 哲平さん
調理師科(2003年卒)
山形県立鶴岡工業高等学校出身
自分の手でこの国の食文化を豊かに。
いまの自分を支える武蔵野の先生たちの教え
調理師になろうと考えたとき、専門学校はやはり規模が大きく、カリキュラムがしっかりした学校を選択しようと思い、さまざまな学校のパンフレットを見比べました。なかでも武蔵野調理師専門学校は、規模とカリキュラムの条件を満たしているうえ、一流ホテルやレストランなど、就職先がひじょうに魅力的だったこともあり、進学を決意。専門学校生時代は、研修などのイベントも印象深いのですが、それでもなお、日々の授業のほうがより強く記憶に残っています。毎日が本当におもしろく、充実していました。今でも調理場に立つと、先生たちの顔が浮かんできます。マナーや礼儀に厳しい先生ばかりでしたが、あのときの教えがいまの自分を支えてくれています。
仲間と力を合わせて食文化の向上を目指す
勤務する「ダイニング花」はお客様との距離が近い店のため、お声をダイレクトに聞かせていただけるのが、何よりの励み。心がけているのは、基本ではありますが、とにかくおいしいものを提供することでしょうか。やはりプロである以上、この意識を持ち続けることは重要だと思います。今後の新たなる挑戦としては、食文化への取り組み。鶴岡市事態がユネスコの食文化として認定されたこともあり、現代の家庭では作られない食事や、食育を含めた豊かで、かつ持続可能な食文化を私の手で発信していきたいですね。同じ志を持つ仲間を増やすことも課題のひとつ。一人では難しくとも、みんなで力を合わせることで、食文化の向上はかならず叶うと信じています。