卒業生特集
Trattoria Noce
オーナーシェフ
服部 訓史さん
高度調理経営科(2000年卒)
千葉県立津田沼高校出身
調理師の仕事をつらいと思ったことは、これまで一度もない
経験が知識を増やし、新たな自分を育ててくれる
学びを活かすかどうかは自分次第
酪農を営む家庭に生まれ、幼少のころからたくさんの食材に囲まれて育ちました。だから食に関わる仕事に就きたいと思ったのは、ある意味、当然の環境でした。中学時代にはもう調理師になりたいと考えていましたから。高校生のときにレストランでバイトしていたのですが、まわりの人に武蔵野調理師専門学校を進められて、卒業後に入学。武蔵野で学んだことはすべて力となっています。というよりも、せっかく学んだのだから、ムダにならないよう、自分で心がけたという方が正しいかもしれません。当たり前ですが、学校に入れば自動的にいい調理師になれるわけではない。学びを活かすかどうかは、その後の自分次第ではないでしょうか。
野菜や魚などの食材は地元、千葉県産にこだわって
武蔵野を卒業後、現赤坂TBSビズタワーの老舗イタリア料理店「グラナータ」の門を叩き、7年半務めました。その間、プライベートではイタリアを渡り歩き、本場の料理に触れ、感性を磨くようにもしていましたね。そして銀座、船橋、赤坂といくつかの店を経て、2016年6月に念願の「Trattoria Noce」をオープンさせました。お客様に安心して召し上がっていただけるよう、野菜や魚、肉は、出身地である千葉県産の“生産者の顔が見える”食材にこだわっています。仕事にやりがいを感じるのは、やはりお客様の反応を見たとき。自分の料理をおいしく、そして楽しく召し上がっていただくこと以上の幸せはないですね。
今後の目標
生涯、料理人であること。