卒業生特集
ラ・ボンバンス → すだち
大木さん、尾高さん、柳沢さん、野村さん、佐藤さん(写真左から)
佐藤 弘明さん (すだち 責任者) 高度調理経営科 (2001年卒) 埼玉県立鳩山高等学校出身
大木 慶一さん 高度調理経営科(2003年卒)埼玉県立上尾東高等学校出身
尾高 翔太さん 調理師科(2004年卒)千葉県市立柏高等学校出身
柳沢 奈美さん 高度調理経営科(2008年卒)長野県私立松本第一高等学校出身
野村 隆裕さん 高度調理経営科(2013年卒)東京私立実践学園高等学校出身
ともに学んだ仲間は、社会に出ても不思議と分かり合える
大きな学校であれば自分に合った職種が見つかる
佐藤「みんなはなんで武蔵野に決めたの?僕はあれだけ大きな学校なら、自分に合った職種が見つかるかなっていう気持ちだったんだけれど」
大木「僕はやっぱり就職率の高さ。せっかく専門学校いくならきちんと就職できないと意味がないと思った」
野村「僕は叔父が卒業生だったというちょっと変わった理由。でも自宅からも近かったし、縁があるなと思ったんだよね」
尾高「じつは僕も、アクセスが良かったのが理由だった。でも結果的にそれは大事なポイントだったと思ったよ。授業が大変だったぶん、通学くらいラクじゃないと」
柳沢「私は二年目に日本料理を学べるところがいいなって。就職もそうだけれど、カリキュラムがしっかりしていないと、技術が身に付かないと思ったんです」
専門学校だからこそできる経験がある
佐藤「じつは入学して間もない頃、クラスメイトのみんなが料理の話で盛り上がっていたことがあって。それを外から見ている自分をふがいなく感じたことがあった。もっと勉強しないとライバルにすらなれないなと、そこで火がついたのをよく覚えている」
尾高「本当に料理に熱い人が多いよね、武蔵野は。御殿場研修とか、いま思えばよく乗り越えられたなっていうイベントがたくさんある(笑)。でも実践的なイベントばかりだから、一つひとつが本当に力になった」
大木「そうそう、文化祭で、みんなで一緒にひとつの作品を作ったの、大変だったけれどおもしろかったな。何人かの料理人が個性を出し合ってともに作る、という意味では、いまにも通じる自分の原点かもしれない」
野村「僕は両親を招いた賞味会。あれは学生時代で一番、記憶に残っている。専門学校にしかできない経験があることを考えると、やっぱり進学して正解だった」
いま自分にできることを増やし、将来につなげる
大木「こうしていま武蔵野の卒業生と一緒に仕事ができていることはやっぱり嬉しいよね。みんな同じ指導を受けているからか、根っこが似ていると思う」
柳沢「武蔵野の先生に言われた“明日やろうは馬鹿やろう”の言葉のおかげで、いまも仕事を先延ばしにせずにいられるけれど、それはきっとみんな同じですよね(笑)」
野村「調理師の仕事は正直言って大変なことも多いけれど、それでもお客様の“おいしい”の声を聞くとすべてが吹き飛ぶ」
佐藤「分かる分かる!ささいなことでも“ありがとう”と言っていただけたら、またがんばれる。真面目に取り組んでいると、いつか報われる日がかならず来る仕事だと思う」
尾高「僕は、いずれは小さくてもいいので自分の店を持ちたいんだよね」
野村「それをいうと僕も、実家の寿司屋をもっと輝かせるのが最終的な目標」
大木「僕もいつか地元で店を出したいな」
柳沢「私の夢は、東京オリンピックのときに日本を訪れた海外の方々に料理を通じて日本の文化を伝えること!」
佐藤「それぞれの夢を実現させるためにも、いまいろんな人と経験に出会い、自分にできることを少しでも増やしていきたよね」
後輩へのメッセージ
大木「努力がかならず報われるとは限らないけれど、しない人よりはした人の方が報われるに決まっています」
柳沢「料理人だからといって料理をつくればいいわけではありません。接客なども学び、心配りができる料理人を目指して欲しいです」
佐藤「互いに刺激を与えながら、いっしょに成長できる仲間を見つけてください」
野村「感謝の気持ちを忘れず、日々の生活を過ごしてください」
尾高「つらいとき、苦しいときこと成長できるときだと思います」