卒業生特集
キッチン飛騨
店長
河本 敏久さん
調理師科(1979年卒)
神奈川県私立逗子開成高等学校出身
「生涯現役」が目標。これからもずっと厨房に立ち続けたい
同じ志を持つ仲間との出会いが専門学校にはある
武蔵野調理師専門学校に通ったたった一年の間に、調理の技術と知識はもちろん、さまざまな宝を得ました。まずは料理人としての心構え。とくに戸谷先生の指導は思い出深く、その後の自分の礎になっていると思います。次に友達。同じ業界を目指し、そして同じ志を持った人と一緒に過ごす毎日は、とても素晴らしいものでした。学生時代の友達とは現在も付き合いがあり、ともに刺激し合えるいい仲間です。卒業後は丸ノ内ホテルに就職したのですが、そこの料理長が武蔵野の講師を務めていたので、授業に助手として同行したことがありました。新鮮な気持ちでまた学校と接することができて楽しかったのをよく覚えています。
初心を忘れたくないから、自分のことは自分でやる。
料理人としての醍醐味は、なんといってもお客様からいただく、おいしいなどの表情や言葉でしょう。またお客様と直接、目を見て会話ができることもありがたいと思っています。つらかったことや苦しかったことは、好きなことをしているのでありません。すべてが良い経験です。心がけているのは初心を忘れないこと。後片付けなども後輩スタッフに任せず、なるべく自分のことは自分でやるようにしています。将来の夢は10人程度でいっぱいになる洋食屋をオープンすること。自分一人で自由に切り盛りできるお店を運営してみたいですね。あとはやっぱり現役でいることが目標。もうこれからもずっと厨房に立っていたいんですよ。
Q.後輩へのメッセージ
A.仕事のおもしろさを実感できるようになるには、最低三年はかかるものです。ひとつの道で辛抱して続けることを、ぜひ大切にしてください。