卒業生特集
イタリアンレストラン「ビランチャ」
鈴木 一徳さん
調理師科(1988年卒)
東京都私立成立学園高等学校出身
生産者と手を取り合って、地元ならではの美味を。
友達関係を通じて社会のことを学んだ
武蔵野調理師専門学校は高校在学中から知っていました。調理師になろうと決めた時、武蔵野ともう一つの学校で迷ったのですが、規模が大きく、設備も整っている点を判断材料に、武蔵野へと進みました。学生時代でもっとも記憶に残っているのは学園祭で賞をとったこと。みんなで協力して物事を成し得る喜びを知りました。友達とは時折、意見がぶつかることもありましたが、それらも含めていい思い出。あの頃は友達関係を通じて、社会のことを学んでいたのだと思います。
食材へのこだわりは人一倍
2012年に北海道旭川にイタリアンレストラン「ビランチャ」をオープンしました。旭川の食材に惚れ込んでここに店を作ったくらいですから、食材へのこだわりは人一倍。おいしいことはもちろん、安全で新鮮なものを使用するように心がけています。当然、冷凍食品は一切使用していません。それぞれの食材の、生産者の気持ちを考えながら調理にあたると、また違ったアイデアが出てくるのがおもしろいですね。冬場は食材の選択が限られるのですが、ヨーロッパや日本の東北地方に伝わる野菜の保存法を、北海道でも検討していくつもりです。こうしたチャレンジを忘れず、私自身が進化をしていくことで、「ビランチャ」をお客様に長く愛され続ける店にしたいです。
Q.喜びを感じる瞬間
地元の食材を使い、生産する側と食べる側、それぞれに喜んでいただくことにもやりがいを感じます。